コルセア ライマゲドン

 世界的にライウイスキーの人気が高まっています。

ライウイスキーと言えばアメリカ産がポピュラーですが、実はスコットランドでも100年以上前にライウイスキーが作られていた記録が残っています。ここ数年は新進気鋭の蒸留所や、常に革新的なブルイックラディ蒸留所、ウイスキー界の絶対王者ジョニーウォーカーからも新たなライウイスキーのリリースが続いています。
そしてヨーロッパ各地にもライウイスキーを造るベンチャー蒸留所が次々と現れているようです。

時間軸の緩やかな蒸留酒の世界で新しい流行というのは非常に興味深いムーブメントです。
セントニックやサゼラック、オールドオーバーホルトなどの昔から人気のライウイスキーは過去に取り扱ったことがあるのですが最近の新しいライウイスキーは未体験。
なので、さっそくライウイスキーを仕入れてみました。
コルセア ライマゲドン

 幼なじみのダレク・ベルとアンドリュー・ウェバーは自宅のガレージでビールとワインの醸造から始め、2008年にケンタッキー州にコルセア蒸留所を設立。事業拡大とともに拠点をテネシー州ナッシュビルに移し、わずか十数年の間に世界各地の賞を受賞。成長著しい蒸留所です。
現時点ではライウイスキー以外にもスモーキーなシングルモルトやジンも造っているようです。

今回入荷したコルセア ライマゲドンは、原料にライ麦麦芽とチョコレートライ(ローストされたライ麦)を使用した100%ライウイスキーです。リッチで豊かなライ麦の香り、スパイシーで香ばしい味わいでロックやハイボールととても相性が良いです。もちろんストレート原理主義者の方でも満足する複雑さ、多様さも持っています。

ライウイスキーはバーボンのような甘ったるさは無く、スッキリしてキレがあってパンチもある刺激的なウイスキーです。最新のホットでクールなライウイスキー。新たな選択肢のひとつとして体験しておくのがよいかもです。

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