トラブルも無く無事にフィリピンから帰ってきました。今回も楽しい旅行になりました。
今回の旅行も我ながらいつもどおりピンからキリまで幅があって色々と面白かったことをハイライト形式で書いていきます。
< フィリピン料理 >
僕の旅行の楽しみは何といっても地元料理を食べること。今回は予習としてフィリピンの料理レシピWebサイトやYoutuberを参考に事前にアドボやシシグを自分で作ってみるほど気合が入っていました。
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格安価格の朝ごはん |
道端に屋台のようなフードトラックが停まっていて、皆さん通勤途中にその場で食べたりテイクアウトしたり。せっかく来たからにはこういう食事も体験しておきたい。おかずが色々と並んでいるけど、見ても何が何だかよく分からず。こういう時はとりあえず喰ってみるしかねぇ。僕は鳥のレバーの煮物にご飯。嫁さんはパンシット(焼きソバみたいな麺料理)、ルンピア シャンハイ(揚げ春巻き)とロンガニーサ(ソーセージ)。これだけたっぷりで160ペソ(≒414円)だから安い。そして味付けもシンプルで美味い。庶民の味が安くて美味いのは世界共通。
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お洒落なルーフトップレストランで朝食 |
マカティでも最近若者に人気のエリアのポブラシオン。その外れにある
Firefly Roofdeck Restaurant。夜は人気の繁盛店らしいが、朝は空いていて静かでおすすめです。僕はアドボ、嫁さんはPinoyブレックファースト。ここのフィリピン料理は洗練されていて美味しかったです。次回はバータイムにも行ってみたい。
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バーで串焼き
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ポブラシオンの
Alamatというフィリピン料理のレストランバーです。ここは10以上はあるクラフトビールのタップにワイン、現代風な最新のスタイルのカクテルまでもと酒の充実度が凄い。酒が美味い店は料理も美味い。
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ジョリビーのスーパーミール |
フィリピンの国民食ファーストフードチェーン「
ジョリビー」にももちろん行きました。スーパーミールセットはフライドチキンにバーガーステーキ、スパゲッティ、ライスのフルコンボです。チキンはカリカリの衣が美味しかったです。でもやはり日本人にはフライドチキンにライスは要らないかも。
実は今回はあまりフィリピン料理を食べていません。初日の夜に食べたシシグ(細切れにした豚肉の炒め料理)の豚の脂と臭みにいきなり参ってしまいました。
フィリピン料理は名前にはスペイン語も残ってはいるけど中華料理の影響が強く、日本人にも馴染みがあって美味しいのですが、ちょっとずつズレているというか、近いだけにズレが気になります。中国料理や台湾、韓国ぐらい日本と似ていると何を食べても美味しいし、タイ料理ぐらい離れると新鮮な体験とともに美味しくいただけます。フィリピン料理は近くてズレていて妙な違和感を感じてしまいました。
あと量が多いです。屋台でもレストランでも「これ、3分の2ぐらいでちょうどよね」と思うこと多々。米と肉が多く野菜が少ないのでお腹に溜まります。朝ガッツリ食べたら夜までお腹が減らなかったです。そりゃ太るわ。都市部で生活している中流以上のフィリピン人の肥満率が高い理由が分かりました。アジアの都市部でも断トツで丸っこい人が多かったです。食事の量に関してはアメリカの影響が残っているのでしょうか?謎です。
< BGCのシャングリラでペルー料理 >
滞在中に嫁さんが誕生日を迎えたので息子がご馳走してくれました。シャングリラBGCの「
Samba」というペルー料理のレストランへ連れて行ってくれました。高級ホテルのレストランとは息子も立派になったもんです。シャングリラは香港のケリーグループがアジア圏を中心に展開しているリゾートホテルです。日本には東京に1つしかなく、あまり馴染みが無いかもしれませんが、27年前に新婚旅行で泊ったのがフィジーのシャングリラでした。これも何かの縁ですかね。
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ペルー料理と言えばセビーチェ
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不勉強で知りませんでしたがペルー料理って凄く評価が高いんです。
World Travel Awardsの「世界の素晴らしいグルメスポット」部門で受賞しまくっています。2012年から2022年の10年間では一度イタリアに賞を明け渡しただけ。2012年以前もペルーが取りまくっています。海の幸も山の幸も食材が豊富で、日本も関係が深いのですが長い歴史で色々な文化が混ざり合ってずっとフュージョン進化を続けているそうです。セビーチェ、タコや牛肉のグリル、シチューもどれも絶品でした。日本でもこんな上質な赤みの牛肉が食べられれば良いんですけどね。
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ブッとい足は噛み応えたっぷり |
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カクテルのマグもイカしてます |
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プールサイドに隣接していて外席も雰囲気良さそうでした |
断トツで今回の旅行中のベスト レストランでした。おすすめ。
< イントラムロスとキンタマーケット半日観光 >
イントラムロスは約450年前にスペイン統治時代に作られた城壁都市です。城壁に囲まれた800m四方ぐらいの街には今でも人が住んでいるし、大学があったりと、普通の生活が営まれています。観光客もそれほど多くないのでノンビリとして良い感じでした。
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世界遺産サン アグスティン教会 |
太平洋戦争で日本とアメリカがマニラを粉々に破壊し尽くしたなか、奇跡的に残ったそうです。非常に見ごたえがありました。
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カーサマニラ博物館 |
スペイン統治時代の上流階級の家を再現した博物館。建物は1980年代に建てたものですが、家具や食器、本などは19世紀初頭の貴重なものだそう。興味深いです。サン アグスティン教会のすぐ近くなので一緒にぜひ。
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マニラ大聖堂 |
建物は戦後に再建されたものですがステンドグラスが見応えあります。
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サンチャゴ要塞 |
太平洋戦争時代に日本軍が行った残虐行為を知ってから行ったほうが良いです。
もっとゆっくり回りたかったのですが、あまりにも暑いのでイントラムロスはここまでにして次は市場に向かいます。歩くにはちょっと遠いし、大渋滞でGrabのタクシーは見つからない。さてどうしたものかと悩んでいると、
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トライシクル発見 |
この手の乗り物は乗車前の価格交渉が必要で、観光客はまず間違いなくぼったくられます。過去、いろんな国で何度もタクシーやバイクタクシーにぼられてきましたが、今回は心強いメンバーがいます。息子の彼女のRちゃんは日本語、英語、タガログ語のトリリンガル。タガログ語で交渉してくれました。バイクを改造した小さな車体に運転手のおじさんを入れて5人乗って走ります。こういうのに乗るのも旅情があって楽しかった!
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キンタマーケット |
肉や魚や野菜、スパイスなどの食料品から、服に雑貨に電化製品と何でもありの賑やかなキンタマーケット。平日でも人と物が溢れていて購買力の高さがうかがえます。イントラムロスに行くならキンタマーケットや中華街とセットで予定を組めばちょうど半日楽しめます。
マカティまでの帰路は船を使いました。定員20人ほどの船で川を上っていきます。なんだか試験運用中で料金は無料なのですが、IDの提示が必要だったり、フェリー乗り場が普通は行かないような凄いところにあったりと、外国人で乗っているのは僕らだけでした。自分だけではどうにもなりませんでしたが、これまたRちゃんのおかげで乗ることが出来ました。
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積み木のようなバラックが見えます 子供がフリチンで泳いでいました |
イントラムロスや中華街へ行くなら便利なので乗ってみるのも良いかもです。個人的にはこういうの大好きです。ちゃんとフィリピン政府が運用しているフェリーなのでご安心を。情報の更新はフィリピン政府公式よりもFacebookのほうが早そうなのでリンクはFacebookのページをしておきます。
< 高層コンドミニアムでシティーリゾート >
Airbnbを利用してGramercy Residenceというコンドミニアムに民泊しました。部屋は71階建ての60階です。
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マニラ湾まで一望 |
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夜はこれまた絶景 これがタワマン暮らしの景色か |
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下を見るとキ〇タマがキューってなります 怖え~ |
日本で居住用としての最高階数が60階ぐらいらしいので、これが日本最高階層のタワマンと同程度の景色です。とはいえ正直、眺めなんて1日で飽きるし、エレベーターで耳がキーンてなるし、建物の玄関から部屋までどんだけ歩くんだよ。こんな高い所に住みたいとは思わないなぁ。
レジデンスなので部屋はキッチンがあり、ベッドルームが分かれていて快適。そしてプールがリゾート感があって洒落ています。
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37階のインフィニティプール |
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日陰で快適 |
住むのは嫌ですが、たまに泊るならシティーリゾートにもってこいの素晴らしいレジデンスでした。隣のモールにも直結しているので買い物もらくちん。2日間、朝食から帰ってきたら日が暮れるまで建物から出ていません。マニラに行くならぜひ。
Airbnbのリンクはこちら。< 毎夜カクテル >
日々精進、日々努力をモットーとしているバーテンダーとして、今回の旅行の目的の一つはカクテルのお勉強です。マカティのレストランやバーは今どきの最先端のカクテルを提供している店が多く、珍しく毎夜カクテルを飲んでいました。普段は年にせいぜい3,4杯しかカクテル飲まない身としては甘い酒ばかり飲むのはなかなかキツイかったです。
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Raffles Makatiでシンガポールスリング |
シンガポールスリング発祥の地、ラッフルズホテルはマカティにもあります。バーの店名も
LONG BARとシンガポールと同じです。2004年のシンガポール旅行以来、実に19年ぶりに正統なシンガポールスリング飲みました。マカティのLONG BARに行くならハッピーアワーがお得で空いていておすすめです。スタッフのサービスもさすがにお見事でした。
三角公園に面したビルのルーフトップ レストラン「PENTHOUSE 8747」。アール・デコ調の内装のラグジュアリーな雰囲気と、前が公園で開けているので眺めが抜群でした。マカティの真ん中で場所も良いし、料理も色々あるし、マカティに来てまずは!の一軒におすすめです。
豊富な種類のフレッシュジュースを使ったカクテルが美味しかったです。マニラでどこの店もフレッシュジュースの種類が豊富で美味しいです。こういうフルーツ類はなかなか日本では手に入り難いのでフィリピン旅の際はぜひ色々なジュースを飲んでみてください。
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なぜかトーストが載ったカクテル |
イケてる人が集まるポブラシオンのバー「
Run Rabbit Run」。ここのカクテルは独創性も器も演出も抜群でした。カクテルを通じて新しい体験をするにはもってこいのバーです。特に煙モクモクのカクテルは楽しいので絶対にオーダーするべし。「今日が誕生日なんだよ」と話したらシューター4杯をプレゼントしてくれました。多謝。
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絶品カイピリーニャ |
コチラもポブラシオンのバー「
Buccaneers Rum & Cocktails」はカリブ海をコンセプトにした店で海賊船みたいな内装が面白いです。待ち合わせに使ったので2杯しか飲めませんでしたが、世界的に定番のカイピリーニャが絶妙。カリブなのになぜかあるサモサも美味しかった。ここは賑やかな時間に行ってワイワイ飲むのが楽しそうです。
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もはや観光地 Filling Station |
ポブラシオンで飲んだら締めのデザートはぜひ「
Filling Station Bar & Cafe」へ。広い店内に1950年代のアメリカをこれでもか!とぶち込んだ目が回るような凄い内装と世界観に圧倒されます。バカでかくて激甘いシェークとアイスには感動すら覚えました。まさに旅行の最後の夜の締めにピッタリで最高に楽しい店でした。
通りの屋台からラグジュアリーホテルのレストラン、イケてるバーからコンセプトカフェ、おんぼろトライシクルとフェリーを乗り継いで超高層タワーレジデンスに帰る。今回はラグジュアリー寄りでしたが、6年ぶりの海外旅行もいつもどおりてんこ盛りの旅行でした。
色々と思うことがたくさんあったので次回は総括書きます。
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